このページの概要
副業PjM/PdMへ業務をアサインする際のタスクの切り出し方についてご紹介します。
▼このような企業様はぜひご一読ください。
・正社員PMがなかなか採用できない
・副業でのPM参画は難しいと感じている
・副業PMへの業務の切り出し方がわからない
・PMの業務負担が多く、増員したい
・現状はPMを置いておらず、PMの必要性がよくわかっていない
目次
関連記事
PMの役割とは
💡 PMがうまくワークすれば、
・プロダクトの成長スピードが速くなる
・メンバー間の連携がスムーズになる
・プロダクト品質向上 などのメリットがあります。
PdM(プロダクトマネージャー)
- プロダクトに関する意思決定をする役割です。
- プロダクトのロードマップやリリースの優先順位を決めます。
- エンジニアリングやマーケティングの知識をもとに、プロダクト全般の意思決定を担います。
PjM(プロジェクトマネージャー)
- プロジェクトの管理・進行をする役割です。
- 計画を立て、期日や成果物のクオリティを管理し、プロジェクトを推進する役割です。
- プロジェクト期間中のスケジュール見直しや各所への調整、人的調整なども担います。
副業PMを採用するメリット
-
意欲の高い優秀な人が多い
- スキルを活かして役立ちたい、本業とは違う環境で学びたいという意欲のある方が多いです。
- 特にシニアレベルのPdMを正社員で採用しようとすると、競争が激しく、なかなか採用に至らないことがありますが、副業市場であればそのレベルの優秀な人材が多くいます。
-
専門性の高い人を採用できる
- 副業であれば、プロダクトの課題に対して専門性を持つ人にスポットで依頼しやすくなります(例:ドメインの知見がある人、UXの知見がある人、マーケティングの知見がある人、等)
-
複数のプロジェクトを同時進行できる
- 1人のPMですべて行おうとすると、負荷が偏りプロジェクトの進捗が遅くなりますが、複数のPMで範囲を分担することによりプロダクトの成長スピードを速めることができます。
-
副業からスタートし正社員化すれば、お互いに入社後ギャップが少ない
- 面接だけではわからない点も多いため、互いの相性をみる意味でも、副業からスタートするのがおすすめです。
副業PMへの業務のアサイン方法、タスクの切り出し方
💡 副業PMに早く立ち上がってもらうには
・最初にまとまった時間を取って、プロダクトの現状やロードマップを共有する機会を作るのがよいでしょう。
全体像を早期に把握することで、タスクの解像度が高まります。
稼働直後からすべてを任せるのではなく、徐々に守備範囲を広げてもらいましょう。
-
業務のアサイン方法
- 稼働時間に合わせたアサイン
- 週末や夜間しか稼働ができない人であれば、非同期でも可能な内容(リサーチなど)
- 毎日短時間の稼働ができる人であれば、進捗管理など日々やるべきだが手が回りにくい内容
- 平日日中の稼働ができる人であれば、メンバーとのコミュニケーションが必要な内容
- 得意分野に合わせたアサイン
- ロードマップや現状の課題を共有し、何ができそうかを相談しながらアサインを決めていきます。
- 稼働時間に合わせたアサイン
-
タスク例
-
月50h程度であれば、以下のようなタスクを得意分野に合わせて切り出します。
- 緊急度低、優先度高の開発案件の仕様書作成
- 競合や市場情報のリサーチ
- 資料作成
- KPI設計
- 施策の効果検証
- チケットの進捗管理
- 課題の洗い出し、バックログ整理
- 特にエンジニア出身なら
- スクラムチームの立ち上げ
- 特にデザイナー出身なら
- UX観点での改善案出し・優先順位決め
- ユーザーインタビュー
-
月100h程度稼働できる方であれば、ある程度同期性があるのでフルタイムと同じようなアサインも検討できます。
-
副業PMが活躍できる環境とは
-
副業PMを受け入れる雰囲気がある
- PMは業務の性質上様々なメンバーと関わるため、気軽にコミュニケーションできる雰囲気がないとワークしづらくなります。
- 定期的な1on1などで、信頼関係を早期に築ける工夫をしてみてください。
-
ドキュメント文化がある
- 稼働時間が短くても、ドキュメントを読んで情報を補うことができます。
- 少なくともプロダクトに関する事柄においては、アクセスできる情報にフルタイムメンバーと差がない状態が望ましいです。