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効果的なタスク管理はエンジニアの働きやすさを向上させ、
生産性を最大限に引き出すために欠かせません。
本記事では、週20〜40時間程度の稼働を行う
業務委託エンジニアのタスク管理方法について、弊社の事例を元に紹介します。
目次
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チーム内共有MTGの実施
- 弊社では業務委託エンジニアの稼働状況やオンボーディングの進捗、アサイン相談などをチーム内で共有するため隔週でMTGを実施しています。
- 下記の内容をシェアすることで、チーム全体の状況把握と円滑なコミュニケーションが可能になります。
- 各エンジニアのオンボーディング進捗
- 副業転職ステータス(推薦、進捗)
- 契約終了ケースの確認
- 各担当者の近況を
- また、パフォーマンス(後述)が高く、副業転職意向がある業務委託者の識別をしやすくし、チーム全体でアトラクトしていくことができるようにします。
Name | 形態 | 稼働状況 | 技術スタック | 副業転職 | 月間稼働時間 | 上長/メンター |
A | 業務委託 | アクティブ | MarkUp、Frontend | ◯ | 40 | a |
B | 業務委託 | アクティブ | Backend、Data science | 20 | b |
Name | ローカル環境確認OK | 1stプルリクマージOK | 開発フロー理解OK | コードベース把握OK | 自律コミュニケーションOK | プロダクト、ドメイン理解OK |
A | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
B | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
業務委託エンジニアとの1on1実施
- 弊社では、業務委託エンジニアとの1on1ミーティングを定期的(2週間に1回程度)に行っています。
- 1on1ミーティングでは、下記の内容について確認します。
- 本業の様子や意向の変化をキャッチアップする雑談
- タスクの振り返りや進捗確認
- 作業のブロッカーや困っていることの共有
- 次のタスクや稼働予定の確認
- 事業・組織の同期(メンター側から)
- これにより、エンジニアのニーズに合わせたサポートが可能となります。
1on1実施日 | 対象メンバー |
※シートを作成していきます。 |
A |
※シートを作成していきます。 |
B |
※ 具体的な1on1の実施方法は下記記事をご参照ください。
業務委託エンジニアの評価
- 弊社では業務委託エンジニアのアウトプットを評価するために、シンプルな4段階評価を採用しています。
- 評価は下記の4つに分けられ、それぞれのパフォーマンスに応じた評価が行われます。
- 「晴」(Good)
- 「曇」(Soso)
- 「雨」(Not Enough)
- 「神」(Excellent)
- 特に高いパフォーマンスを発揮したエンジニアには、適切なエスカレーションが行われます。
評価日 | 対象メンバー | 評価 | フィードバック |
yyyy/mm/dd |
A |
☀good | キャッチアップが早く、技術力も高い。ホウレンソウも完璧。 |
yyyy/mm/dd | B | ☁Soso | 本業が忙しく、稼働が安定しない。 |
- このようなタスク管理方法を通じ、弊社では業務委託エンジニアの働きやすさを向上させ、エンジニアの能力を最大限に引き出すことができています。
- 定期的なミーティングや1on1でのコミュニケーションを大切にし、エンジニアのニーズに柔軟に対応することで、円滑な業務進行が実現されています。
- また、評価方法もシンプルでわかりやすいため、エンジニアが自身の成果や課題を把握しやすくなっています。
- 適切な評価を行い、エンジニアのモチベーションを維持しつつ、高パフォーマンスを継続的に発揮できる環境を整えることが重要です。
まとめ
- これらの方法を取り入れることで、業務委託エンジニアの働きやすさや、生産性を向上させることができます。
- 各企業は自社の状況に応じて最適なタスク管理方法を検討し、エンジニアの能力を最大限に引き出す環境を整えましょう。
- チーム内共有MTGを隔週で実施し、チーム全体の状況把握と円滑なコミュニケーションを促進
- 業務委託エンジニアとの1on1を定期的に実施し、ニーズに合わせたサポートを提供
- シンプルな4段階評価でエンジニアのアウトプットを評価し、適切なエスカレーションを行う
弊社のタスク管理方法はあくまで一例ですが、他の企業でも参考になる部分があると考えます。
エンジニアの働きやすさと生産性向上を目指す企業は、自社の状況に応じて柔軟にタスク管理方法を見直し、最適化することが求められます。